最近のアート作品はジャンル分けするのが難しい(複合であったり、ボーダーレスであったり)中で、自分の作品は「絵画」ではなく「写真」というジャンルに分類されるのではないかと思っています。
それは、点描というアナログな手法を加えているものの、元々はカメラで撮影した画像であり、作品自体は撮影した画像を単に加工して出力したものに過ぎないと考えるからです。
アート作品のジャンルのボーダーレスという流れの中で、写真もその影響を強く受けています。
木村伊兵衛賞に横田大輔さんが選ばれたのもその傾向の一端ではないでしょうか。
横田大輔さんの作品は従来の「写真」という概念では否定されてしまう作品であり、拡張された「写真」という基準で評価されたものだと思っています。